この特集記事では審査が厳しいと言われることもあるauじぶん銀行の住宅ローンの審査基準について解説しています。

 

auじぶん銀行の住宅ローンは低い金利と将来の病気やケガに対する保障が充実している住宅ローンです。様々なサイトで紹介されている住宅ローンなので、住宅ローンの商品内容の紹介記事を目にすることは多くあります。

一方で、審査基準を解説しているサイトは少ないので、この記事ではauじぶん銀行の住宅ローンの審査基準に注目し、審査が厳しいのか、甘いのか、などの住宅ローンの審査について解説していきたいと思います。

 

auじぶん銀行の住宅ローンは保証料無料※で保証会社を利用しない住宅ローンですが、実は、保証会社の保証がついた住宅ローンも取り扱っています。auじぶん銀行が保証会社を利用する住宅ローンを提供しているのは、「幅広い人たちにauじぶん銀行の住宅ローンを提供すること」を目的としています。「保証会社の保証付住宅ローン(保証付金利プラン)」は個別に申し込む必要はありません。

通常のauじぶん銀行の住宅ローンに申し込むだけでOKで、住宅ローン審査の結果次第で保証付金利プランとなる場合がある、という流れです。原則としては保証会社を使わない住宅ローンの方が借り入れ条件が優れているので、保証会社付の住宅ローンを提示されることは喜ばしいことではありませんが、選択肢広がるという意味で審査に落ちるよりは良いのは言うまでもありません。

※審査の結果、保証会社をご利用いただく場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途お支払いいただく保証料はございません。

 

なお、auじぶん銀行の住宅ローンのメリットや最新のキャンペーン情報などをまだ確認できていない人は、先にこちらのページなどでauじぶん銀行の住宅ローンのメリットや特徴・キャンペーン情報などをチェックしておくようにしましょう。

2024年11月のauじぶん銀行の住宅ローン

※auじぶん銀行は幅広い人が住宅ローンを利用できるように「保証会社を利用しない住宅ローン」と「保証会社を利用する住宅ローン」を提供しています。審査に問題なければ全期間引下げプランや当初期間引下げプランの金利が適用されますが、審査の結果で保証付金利プランになる場合があります。その場合は上記の金利とは異なる金利となります。また、保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。それぞれの金利プランの違いについて詳しくはこちらから確認をお願いします。

 

auじぶん銀行の住宅ローンは低金利で注目を集めていますが、金利が低い住宅ローンの場合、その反動で厳しく審査されるのではないかと心配になる人がたくさんいると思います。

 

確かに、auじぶん銀行の住宅ローンの審査は厳しいとか、あっさり審査に落ちたという言う声を耳にすることがありますので、審査基準について理解を深め、申し込み前に対策できる点は対策するようにしましょう。

 

住宅ローンの審査基準は教えてもらえない

auじぶん銀行だけではありませんが、金融機関は住宅ローンの審査基準の詳細を公表したり、審査に落ちた人に落ちた理由を教えてくれません。住宅ローンの審査情報が広まってしまうと、抜け穴を狙った悪意のある申込も増えますし、正しい審査が継続できなくなってしまう可能性もあるので、どの金融機関も住宅ローンの審査基準や落ちた理由の詳細は公表していません

 

ただし、4兆5,000億円を超える住宅ローンを貸し出している住宅ローンだけに、これまでたくさんの人が申し込んでいるわけで、住宅ローンの審査の基準のヒントがないけではありません。特に、商品説明書には細かく利用条件・審査基準などが記載されています。また、SNSの時代なので、審査に落ちた人の口コミもネット上にたくさんあふれています。ネット上の情報は必ずしも正しいとは限りませんが、auじぶん銀行の住宅ローンの審査の甘いところや厳しい点についてある程度把握することはできます。

 

これからauじぶん銀行の住宅ローンの申込を検討している人も、auじぶん銀行の住宅ローンの審査に落ちた人も参考にしていただければと思います。

 

最初に簡単にauじぶん銀行の住宅ローンの審査基準の特徴をリストアップしておいたので確認してみてください。

 

auじぶん銀行の住宅ローンの主な審査基準のポイント

  • 申し込みは満18歳以上満65歳未満。最終返済は満80歳の誕生日
  • がんを保障する疾病保障は満50歳までの加入。
  • 前年度の年収が200万円以上(自営業の場合は申告所得が200万円以上)
  • 勤続年数には決まりがない(3年未満場合は職歴書の提出が必要)
  • 正社員、公務員、自営業、会社役員に加え、契約社員、派遣社員、年金受給者でも利用可能
  • auじぶん銀行指定の団体信用生命保険に加入が必要(ワイド団信に対応
  • 借り入れ可能金額は500万円以上2億円まで
  • 自己資金がない場合、諸費用も含めて借り入れ可能
  • ペアローンや収入合算にも対応(LGBTカップルも可)
  • 新築はもちろん中古物件(戸建ても可能)にも利用できる
  • 借り換えの場合、物件の担保評価額を上回る金額でも申込み可能
  • 既存のリフォームローンもまとめて借り換え可能(新規のリフォーム資金は非対応)
  • つなぎ融資はアプラスを紹介してもらえる
  • 事業用併用物件の利用は不可(店舗や事務所)
  • その他、auじぶん銀行が定める借り入れ条件
  • 静銀信用保証の保証付金利プランを取り扱い
  • 団信はライフネット生命を採用(団信の加入審査は保険会社で実施)

 

 

上記はauじぶん銀行の住宅ローンの商品説明書やホームページなどに記載されている基本的な審査基準となります。このポイントを押さえておけば、ある程度の審査基準を把握できたと思ってもらってかまいません。それぞれの基準についてさらに詳しく知りたい人のために順に詳細について解説していきたいと思います。

 

auじぶん銀行の住宅ローンは「年収基準」「雇用形態」「物件の担保評価」「自己資金・頭金の有無」などの主な住宅ローンの審査基準を確認する限りでは比較的利用しやすい部類と言えます。一方で、メガバンクの住宅ローンの審査基準が適用されているので、実態としては相当厳しいという声もあります。実際、「審査に落ちた」というくちこみもよく耳にしますので、当サイトでは表面に出ている情報以上に厳しく審査が行われているのが実態だと思っています。

 

例えば、勤続年数に決まりがないからと言って勤続1か月の人と勤続10年の人が同じ扱いをされるわけではありませんし、自己資金を準備てきている人が自己資金が全く無い人と同じ評価をされるわけではありません。年収200万円の人に1億円貸出してくれるわけでもありません。

auじぶん銀行の住宅ローンは特殊なケースへの対応も含めて幅広い人からの申し込みを受け付けていることはわかりました。結論として、住宅ローンの審査は無料で行ってもらえますし、金利が低い住宅ローンを利用するには、ある程度厳しい審査基準を突破する必要はあるので、迷った申し込む!の精神で行くべきです。

 

それでは順番に主な審査基準を確認していきましょう。

 

auじぶん銀行の住宅ローン審査基準/利用できる方とは?人物像について

年収

auじぶん銀行の住宅ローンは前年度の年収が200万円以上の人が利用できます。自営業の場合の所得が年収扱いされるので、前年の確定申告書の”申告所得”が200万円以上であることが借り入れ可能な人の条件になります。この200万円という基準は若干甘めの基準と言えます。ただ、200万円はあくまでも審査に通過できる可能性がある下限でしかなく、200万円ぐらいの年収だとあっさり審査に落とされたという口コミ情報もよく見かけます。

 

年収基準を公表していない金融機関も多くありますが、一般的な住宅ローンの年収基準は300万円程度と言われています。ネット銀行の楽天銀行やソニー銀行の住宅ローンは年収400万円以上の人に限定して貸し出しています。ライバルのSBI新生銀行は年収300万円以上を利用条件にしています。

 

このようにauじぶん銀行の住宅ローンの年収基準は、少なくとも基準としては厳しくはありませんが・・・と言ったところです。

ご自身の年収面が住宅ローン審査で問題ないか心配な人はauじぶん銀行の住宅ローン審査に申し込みつつ、住宅ローンの審査に通りやすいフラット35など、複数の住宅ローンに同時申込しておくことをおすすめします。

 

雇用形態・勤続年数

auじぶん銀行の住宅ローンは、「派遣社員」「年金受給者」でも利用可能です。この条件は幅広い働き方を許容していることの意思表示とも言えます。もちろん、正社員、公務員、契約社員、自営業、会社役員の人も利用できます。

 

派遣社員や年金受給者でも利用できる低金利の住宅ローンは多くはありませんので、様々な生活スタイルの人が利用できるようにしている住宅ローンと言えます。

 

ただし、派遣社員や年金受給者からの「申し込みを受け付けているだけ」で、審査に通るケースは少ないという可能性は大いにあるので、他の住宅ローンにも並行して申し込んでおいた方が良いかもしれません。また、勤続3年未満の場合、職歴書の提出が必要です。

 

これは、単純な勤続年数や今の勤務先だけで判断せずに、転職直後でも職歴書で過去の勤務実績を確認・考慮して審査もらえることを意味しています。なお、産休中、育児休暇中でも継続的な収入があると判断してもらえれば利用可能です。

 

利用者の立場に立つと、履歴書の提出はやや面倒ですが転職直後でも利用できる可能性を残すこの基準は働き方が多様化してきている時代に合った審査基準になっていると言えます。

一方で職歴書を提出することでマイナスになっている(たとえば、短期間で転職を何回も繰り返している、働いていない期間があるなど)可能性もありますので、職歴書の確認で審査に落ちる可能性も秘めています。

 

もし、”職歴書確認で落とされたかもしれない”と頭をよぎった人は、勤続3年未満でも職歴書の提出が不要なSBI新生銀行などの住宅ローンに申し込むなどの対策が考えられます。

 

年齢

auじぶん銀行の住宅ローンは満18歳以上満65歳未満で、完済を満80歳の誕生日までなっています。これは一般的な水準と言ってよいでしょう。

 

注意が必要なのは疾病保障付団信の年齢制限です。無料で付帯するがん50%保障団信も含めて、auじぶん銀行が取り扱うがん保障団信に加入できるのは満50歳までです。

住宅購入は50歳未満の人が大半を占めますが、借り換えは50歳以上の人も多くいると思います。疾病保障付団信の年齢条件には注意しておきましょう。逆に言えば、auじぶん銀行のがん50%保障団信を利用したいのであれば、51歳になる前に借り入れ・借り換えを行っておく必要があるということですね。

 

 

健康状態

auじぶん銀行の住ローンは、ライフネット生命の団体信用生命保険を引受保険会社とする団信を採用しています。

健康状態の加入審査はライフネット生命が行っていおり、団信の申込時に過去3年間の病歴、通院歴などの告知事項が必要です。

 

auじぶん銀行はワイド団信を取り扱い

通常の団信には加入できない人のために用意されているワイド団信。ワイド団信を提供していない住宅ローンで健康上の理由で住宅ローンの審査に落ちた場合でも、auじぶん銀行の住宅ローンであれば審査に通る可能性があります。

 

なお、auじぶん銀行のワイド団信を利用するには年0.3%の金利上乗せが必要ですが、「最初からワイド団信を申し込む」というわけではなく、「一般団信の加入条件を満たさなかった場合、ワイド団信の加入審査が自動的に行われる」という流れです。二度手間にならず良いフローですね。

 

軽度な健康状態の問題であれば、他の保険会社の一般団信に加入できなかったとしてもライフネット生命の一般団信に加入できる可能性はあります。一般団信を利用する前提で普通に申し込みつつ、ワイド団信の審査も行ってもらえるという流れは申し込む立場としてはありがたいですね。

ライフネット生命

 

なお、参考までに競合他社とはなりますが、団信大手のクレディ・アグリコル生命で引き受け実績がある病気をご紹介します。(病気や症状だけで加入審査が行われるわけではありませんので、症状により加入できない場合もあります)

病気の種類おもな病名
代謝異常糖尿病、脂質異常症(高脂血症・高コレステロール)、高尿酸血症・痛風
心臓・血圧狭心症、心筋梗塞、不整脈、心房細動、期外収縮、心臓弁膜症、高血圧症、血栓性静脈炎(静脈血栓症)
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、脳動脈瘤、てんかん、ギランバレー症候群
精神・神経うつ病・うつ状態、自律神経失調症、適応障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、睡眠障害、神経症
食道・胃・腸潰瘍性大腸炎、クローン病、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸ポリープ
肝臓・胆道・膵臓肝炎・ウイルス肝炎(B型肝炎・C型肝炎)、肝機能障害、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープ
腎臓と尿路腎炎・糸球体腎炎、IgA腎症、腎臓機能障害、腎臓結石、蛋白尿、ネフローゼ症候群
呼吸器(胸部)喘息、気管支炎、肺炎、肺血栓塞栓症、結核、睡眠時無呼吸症候群
目・耳・鼻緑内障、白内障、網膜剥離、難聴、副鼻腔炎
ホルモン・免疫異常バセドウ病、甲状腺機能低下症、リウマチ性疾患、橋本病、全身性エリテマトーデス
血液・造血器の病気・異常貧血、赤血球・白血球の異常
妊娠・女性特有妊娠、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮頸部異形成、子宮内膜炎

 

auじぶん銀行の住宅ローン審査基準/資金用途・借り入れ可能額

資金用途

auじぶん銀行の住宅ローンの用途はご自身や扶養家族、両親が住むための住宅に限られています。

具体的な条件は

  • 戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
  • 戸建の新築資金
  • 借り換え資金(住宅ローンとリフォームローンを合算して借り換え可能)
  • 借り入れ・借り換えに伴う諸費用

となっています。つなぎ融資や借り換えと同時に行うリフォーム資金、セカンドハウス購入資金などには対応していません。この基準は一般的と言えるでしょう。

なお、注文戸建て住宅でつなぎ融資が必要な場合は、auじぶん銀行が信販大手のアプラスを紹介してくれるサービスを行っているので、注文戸建て住宅を予定されている方もauじぶん銀行の住宅ローンに積極的に申し込みを行うとよいでしょう。

アプラスのつなぎ融資

 

なお、下記の土地およびと地上の建物についてはauじぶん銀行の住宅ローンは利用できません。

投資用や事業用、賃貸用物件(店舗・賃貸併用物件を含む)
借地
共有仮換地・保留地
離島
都市計画区域外・ 準都市計画区域
都市計画事業地(事業決定段階)
敷地面積の最低限度規制後分筆
連棟式建物(敷地権登記なし)

定期借地権などを利用した住宅にも利用ができないことになりますね。

 

借り入れ可能額

500万円以上2億円までで、新規購入・借り換えに必要な諸費用も住宅ローンに上乗せして借りることができます。

2億円と高額な借り入れに対応しているだけでなく、2億円までしっかり団信の保障が適用されます。

 

諸費用の中身を具体的に説明すると「印紙、登記関係の費用、司法書士、土地家屋調査士の手数料、住宅ローンの事務手数料、火災保険料、地震保険料、不動産仲介手数料、引越費用など」です。

 

一般的に銀行としては、諸費用も借り入れる人は途中で住宅ローンの返済できなくなるリスク可能性が高いと考える必要があります。そのため、他の銀行のように金利を高く設定して銀行としての採算性を守るようにするのですが、前述のとおり、auじぶん銀行の金利は一律です。

 

裏を返すと「この人になら諸費用も含めて貸出しても返済をしっかりしてくれるので低金利でも貸し出せる」と判断できなければ貸せないはずです。つまり、「諸費用も借りるとして申し込んだ時の審査基準は厳しくなっているはず」と考えておかなければなりません。

 

もし、auじぶん銀行に諸費用込みでの借り入れで審査を申し込んで落ちた人は、可能な限り自己資金を用意して再度トライすると結果が変わる可能性があります。

 

※借入可能額は年収と他の借り入れにより異なります。正確な借り入れ可能額を算出したい場合はauじぶん銀行(借り入れ限度額シミュレーション)で確認するようにしてください。

※auじぶん銀行の住宅ローンはペアローンや収入合算にも対応しています。

 

auじぶん銀行の住宅ローン審査基準/個人信用情報

個人信用情報の審査基準は商品説明書やホームページなどには記載されていませんので、推測を交えながら厳しい審査が行われているのか、比較的甘い審査になっているのかを確認すなければなりません。

個人信用情報は、分割払い・クレジットカードのキャッシング・カードローン・自動車ローンなど様々なローン商品の利用と返済履歴が記録されている情報です。例えば、3か月以上の滞納履歴があると「異動」と記録され5年間はその情報が消えません。(いわゆるブラック登録がされてしまう)

 

auじぶん銀行の住宅ローンが驚異的な低金利で貸し出せるのは、人件費や店舗費を削減できているネット銀行だからこそですが、auじぶん銀行は「年収」「勤続年数」「雇用形態」「物件」の条件が広く(甘い)、かつ、低金利で住宅ローンを貸し出しているので、何らかの審査基準を厳しくして帳尻を合わせているはずです。また、勤続3年未満の人に職歴書の提出を求めて審査していることや大手企業のグループ会社であり個人信用情報を重視してauじぶん銀行では「住宅ローンの申し込み時点」の情報だけでなく、「これまでの経歴」を重視して、その基準を厳しくしている可能性がありそうです。

 

auじぶん銀行の住宅ローン審査必要書類

次に住宅ローン審査に必要な必要書類です。他行との比較で審査書類の種類が多いわけではありません。

会社経営者や個人事業主の方は決算書・確定申告書の提出が必要であり、サラリーマン・正社員と比べると準備に時間が必要です。

 正社員契約社員・派遣社員個人事業主・自営業会社役員・社長
身分証明書(免許証、パスポート)
健康保険証
住民票
源泉徴収票 
住民税決定通知書
会社の決算書3期分(勘定科目内訳明細書を含む)   
確定申告書3期分(付表を含むすべての申告書類)  ○(確定申告をしている場合)
個人の納税証明書○(確定申告をしている場合)○(確定申告をしている場合)○(確定申告をしている場合)
物件に関する書類
健康診断書借り入れが5,000万円を超える場合
借り換えに関する書類(返済予定表)
直近6か月の返済を確認できる通帳のコピー(借り換え時)

 

auじぶん銀行の住宅ローンの再審査について

auじぶん銀行の住宅ローンに落ちた場合に再審査してもらえるのか?など、再審査について確認していきましょう。

疾病保障・団信が理由で落ちた場合(健康上の理由)

健康上の理由で疾病保障付き団信の審査に通らなかった場合には、「一般団信」ですぐに再審査を申し込みましょう。このあたりの手続き方法は流動的なので迷ったらコールセンターなどに電話して相談してみることをおすすめします。なお、一般団信の審査に健康上の理由で落ちた場合には、自動的にワイド団信で住宅ローンを組めるのか審査を行ってくれます。

(告知内容が異なるためと思われますが、疾病保障付き団信⇒一般団信⇒ワイド団信までの全自動審査は行ってくれません)

年収など入力を間違った場合

審査申込時に入力した年収や他の借り入れ情報など間違った情報を入力してしまった場合など、単純な入力ミスがあった場合はすぐに再審査を申し込みましょう。

信用情報が原因の場合

住宅ローンは様々な視点から厳格に審査されます。従って、「何も改善しないで再審査してもほぼ落ちます」。例えば、支払い遅延やブラック登録があってから5年間は信用情報機関からその情報は消えません。登録から5年待つしかありません。

 

【まとめ】auじぶん銀行の住宅ローン審査は厳しい?甘い?

auじぶん銀行が公表している利用条件を確認する限りでは審査基準で特別厳しいと思われる項目はほとんど無く、住宅ローン金利、付帯サービス、審査期間などいずれの観点でも、申し込み先候補からはずせない住宅ローンです。ただし、ネット上の評判だと「借りれる金額が満額じゃなかった」「あっさり審査に落とされた」という声が散見されるのも事実です。

 

また、筆者がauじぶん銀行と提携している金融機関にヒアリングした時は、「厳しい」と即答されましたし、「ネット銀行」は「地銀や信金の住宅ローン」より全般的に審査が厳しいと言われることが多く、事前審査に通っても最終的な総合的な審査で落とされたという声もあります。また、過去の経歴・職歴を重視していると考えられる審査基準があります。

 

また、企業背景(親会社が厳しく見ている)から個人信用情報関連の審査は厳しい可能性があると考えておくべきといった意見もあるぐらいなので、やはり審査が甘い住宅ローンではないと思います。

 

住宅ローンの審査に一抹の不安がある場合、複数の”低金利で優れた住宅ローン”に申し込むことが重要です。信用金庫や地方銀行の一部は審査に甘いと言われることがありますが、残念ながら金利や商品が優れているとは言い難く、auじぶん銀行の住宅ローン以外のネット銀行を候補に加えることをおすすめします。

 

また、住宅ローンの審査に不安が大きい人で、固定金利が絶対に嫌でなければ、民間の金融機関の住宅ローンよりも格段に審査に通りやすいとされる公的住宅ローンであるフラット35への申し込みも検討しておくと良いでしょう。(フラット35の申込先の比較はこちら

 

最後に、auじぶん銀行の住宅ローンの商品性などについていくつか紹介しておきますので参考としてください。

 

【再確認】auじぶん銀行の住宅ローンの特徴

がん50%保障団信が無料で付帯される

auじぶん銀行の住宅ローンの特徴として最初に取り上げたいのが、”がんと医師から診断されるだけ”で住宅ローン残高が半分になる保障が”無料”で付帯される点です。他のインターネット銀行に多い無料の疾病保障の場合、就業不能が1年継続するなどの保険金の受取条件がやや厳しく設定されているのが一般的です。

auじぶん銀行のがん50%保障団信の場合、”がんと診断されるだけ”と非常にシンプルな保険金受取条件の保障が費用負担なしで利用できます。

保障される病気は”がん”に限定されていますが、”がん”は日本人の2人に1人がなると言われる国民病です。そのがんに対する保障サービスが無料でセットされるauじぶん銀行の住宅ローンに人気が集まるのは当然と言えば当然です。

※満50歳までの方が加入可能。

日本人の2人に1人ががんになる

 

 

4疾病保障、全疾病長期入院保障も無料で付帯される

auじぶん銀行が2019年3月から開始したのが「全疾病保障」の無料付帯です。それまでの、がんと”診断”された時に住宅ローンの残高が半分になるがん50%保障団信に加えて、180日以上の継続入院で住宅ローンの残高が0円になる全疾病保障が無料でセットされるようになりました。また2020年8月から「月次返済保障」が無料でついてくるようになり、その魅力はさらに高まっています。

 

非常に高い魅力の4疾病保障(脳卒中、心筋梗塞、肝疾患、腎疾患)、全疾病長期入院保障が無料で付帯する限り、auじぶん銀行の住宅ローンの人気は続くことでしょう。

※満50歳までの方が加入可能。

 

変動金利、10年固定金利はもちろん長期固定金利も低水準!

がんに保障してくれる住宅ローンは世の中に腐るほどあります。なぜauじぶん銀行の住宅ローンが人気を集めるのか、それは金利水準の低さにあります。どんなにサービスが良くても住宅ローン金利が高くては意味がありません。auじぶん銀行では人気の変動金利や10年固定金利をかなり低い金利で提供しています。

2019年には20年固定・35年固定などの長期固定金利も金利を引き下げており、がん保障や全疾病の充実を考えれば、フラット35と十分に戦える商品スペックとなっています。

 

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auじぶん銀行の住宅ローンの特徴は低金利でスマホで申込みから契約まで完結できるなどたくさんありますが、この低い変動金利と金利上乗せなしの無料で付帯するがん50%保障団信4疾病保障全疾病長期入院保障※1よる手厚い保障に注目です。
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。
金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。

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※1 満50歳までの方が加入可能。
※2 物件価格の80%以下で住宅ローンをお借入れの場合。審査結果によっては、表示金利に年0.1%〜年0.30%上乗せとなる場合があります。借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。
※3 物件価格の80%超~100%以内でお借入れした場合は表示金利に年0.032%、100%超でお借入れの場合は表示金利に年0.036%上乗せとなります。審査の結果およびお借入金額によっては、お借入金利に金利が上乗せとなる場合があります。
※4 自己資金10%以上の場合
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auじぶん銀行の住宅ローンの仮審査日数・本審査日数

前述の通り、auじぶん銀行では住宅ローンは仮審査も本審査も最速の水準です。ライバルとされることが多い住信SBIネット銀行の場合、住宅ローン仮審査申し込みから融資実行まで1ヵ月半程度が必要で、auじぶん銀行の審査スピードは圧倒的に早い状況です。

ただし、必要書類の追加などが求められることもありますので、審査期間中はメールをこまめにチャックことを心がけましょう。

【徹底解説】auじぶん銀行の住宅ローン関連特集